バイポーラ狂双極 第2番 双極性障害

自分の双極性障害について書きます。

赤い小さなおむすび

最初に渡された薬が、おむすびのような形をした赤い小さなものだったことが、妙に印象に残っている。年代と症状からトフラニールだと思われる。この薬には効き目を感じた。こんな小さなもので自分の考え方や感じ方が変わるということに驚きを感じた。

効果も感じたが手の震えや口濁・頭がぼーっとする等の副作用も酷かった。特に震えは脳梗塞などの重い病気のイメージがあり辛かった。診察で先生にこの副作用のことを言うと、別の薬を出してくれたが、どれを飲んでも震え等の副作用があった。後で知ったことだが、普通医師は「こういう薬を飲むと副作用があるが、2週間位で治まるよ。」と説明すると書いてあったが、この時の医師は全く説明もせずに、1週ごとに違う薬を出すので、どの薬も副作用で飲めないことになって閉口した。

高3の冬、再び鬱状態になった。両親は私が鬱状態になって全く勉強せず寝てばかりいる状態になっても、「勉強しろ!」とか言わないで、見守ってくれていた。自分が親になってみると、本当に有り難かったなと感謝の気持ちで一杯になる。

結局、高校時代は、その3分の2を鬱状態で過ごすことになり、1浪することになった。