バイポーラ狂双極 第2番 双極性障害

自分の双極性障害について書きます。

希死念慮と『嫌生念慮』鬱の症状に希死念慮が在るが、双極やうつの場合、厳密に言うと希死念慮ではないのではないかと考えている。少なくとも私の場合は、希死念慮ではない。屁理屈だと言われそうだが、希死念慮とは読んで字のごとく、死を希望する、いわゆ…

主治医に「双極性障害2型ではないか?」と申し出る

主治医に「双極性障害2型ではないか?」と申し出る この頃になると、「なぜどの抗鬱薬も効かないのか?」という疑問が首をもたげてきた。 また、鬱関係の本は殆ど読んでいたが、新しい本になると、ページは少ないまでも必ず双極性障害に触れており、特に双…

過剰摂取

過剰摂取 こうして薬剤コストの負担は減ったが、逆に服用量の裁量権は高まった。 そして、これが後の過剰摂取の問題につながった。 「仕事で何かイベントがあり、この日はどうしても外せない。」「課長を集めて会議があり、人前で喋らなければいけない。」こ…

10年間の寛解(45才~55才) 45才から10年間の寛解(軽躁?)の期間があった。 この10年間は、私にとって仕事も人間関係もスポーツも全ての分野で最も充実した時期であった。 これは、そのとき飲んでいた「ノリトレン」と「デプロメール」が効いていた為と考…

春リンドウ

2年生で元気になる

2年生は鬱と鬱の合間の年で、年間を通じて元気な年だった。1年生での鬱が年を超えて早めに開けたこともあって、俄然積極的に通学するようになった。 特に1年生で取得した単位数では4年間での卒業が難しいと考え、昨年の分も取り返そうと以下の計画を立て…

高いプライドと低い実力

志望校に合格できなかったこともあり、滑り止めの大学に入学したが、朝起きることができなくなった。またこの年は鬱の年になっており、受験に失敗したことが心理的にも影響し、殆ど学校に行くことができなくなっていた。自分のプライドと実力の差を痛感し、…

モラトリアム浪人生活

一時モラトリアムという言葉が流行ったことがある。 浪人生活は、高校生でなく大学生でもないいわゆるモラトリアムな時期であろう。 どっちつかずで不安定な時期となると思うが、私は1年おきの元気(軽躁?)な年であり、高校時代の勉強不足を埋めるべく必…

「息子さんは典型的な躁鬱病です!」

県立病院では、暗い感じの若い先生が診察した。先生は2人の話を聞いた後、はっきりと、「息子さんは典型的な躁鬱病です。」と言った。 ただ先生の言った躁鬱病は、今でいう双極性障害ではなかったと思う。というのは、①出た薬が抗鬱剤だったこと、②当時は躁…

父のこと

高3の冬に鬱に入ったと書いたが、この時、父から話があった。 父によると、「俺も19才の頃、お前と同じように悩んだ時期があって、今のお前の状況がその時とそっくりだ。俺の場合は1年位で治まり、それからは出ていないが・・・。病気でなければそれでい…

それが「感情障害」だよ

不思議に思うのは、あれ程苦しい思いをして、過去を後悔し生きる意味や死について考えたりしたことが全く残っていないことである。もちろん記憶障害が在るわけではないので、◯月☓日頃から鬱になり、◯月☓日頃抜けたということと、こんなことに苦しんだ、は憶…

赤い小さなおむすび

最初に渡された薬が、おむすびのような形をした赤い小さなものだったことが、妙に印象に残っている。年代と症状からトフラニールだと思われる。この薬には効き目を感じた。こんな小さなもので自分の考え方や感じ方が変わるということに驚きを感じた。 効果も…

初めての精神科受診

大学受験を控えていたこともあり、思い切って隣の市にある精神科に行った。当時の精神科は今よりハードルが高く、そこに行けば自分が精神病であることを認めることになると思え怖かった。 また待合室にどんな人が居るだろうと思うと不安だったが、行ってみる…

ぜんまい仕掛け

高校にはだるさをおして登校していたが、高1の初夏、理由もなく急回復した。この頃から、自分は得体のしれないものを抱え込んでいる。それはぜんまい仕掛けのように冬にやってきて、自分を苦しめ、夏に終わる。 もちろんこれは元気な時に思うことであって、…

ビタミンB1が効かない

次に再発したのは中学3年の冬だった。「待ってました!」とばかりに直ぐビタミン剤を服用したが、当然のごとく効果は全くなしで、症状は今までと同じだった。 1960年代で今のようなスマホもコンピュータもない時代。先生にも聞けない。友だちにも聞けなかっ…

「脚気」の診断

上記の時、最後に受診した病院で、「脚気」と診断され、ビタミンB1を注射された。脚気という診断が正しいとも思えなかったが、とりあえずその病院に通って数回の注射を受けたところ、身体的にも精神的にも嘘のように症状は消え、また元気な自分に戻ることが…

再発

この後再発したのは、小学校6年の冬だった。自分を取り巻く世界が急にこれまでと違って見え、マイナスの感情しか浮かんでこなくなった。身体的にも肩が凝って、ゲップが出る症状に悩まされた。 寝付きが悪くなり、やっと寝ついたと思ったら、朝早く目が覚め…

黒い犬

鬱状態を表現するのはとても難しい。罪悪感・絶望感・不安感、つらい気持ちを表現する言葉はたくさん在るが、どれも当てはまるようだが、表現しきれていない。 どこかの国の少女が、鬱のことを黒い犬と表現していたが、この方がまだ近いような気がする。

発病

発病は小学校4年の冬だった。風邪をひいて3日程休んだ時、とにかく辛くて辛くて布団の中で泣いていた憶えがある。 特別叱られた訳でなし、学校でいじめられたわけでなし、どこか身体が悪いわけではないのに、とにかく辛くて・しんどくて怖くて仕方がなかっ…

43年目にして、鬱病から双極性障害に診断が変わる。

双極性障害Ⅱ型です。17才で鬱病と診断され、60才で、双極性障害Ⅱ型と診断が変わりました。正確な診断が出るまでに43年を要しました。 このブログは自分のために作りますが、自分以外の方にも参考になれば幸です。